取得資格から大学を選ぶメリットとは
長い人生の過ごし方は人それぞれです。その一例として大学進学が挙げられます。大学へ進学する場合、高校からストレートに進むだけでなく、社会人経験を経てから進学するほか、働きながら通信制大学で学ぶ方法もあります。大学を選ぶ際には、取得できる資格から絞り込むのもよいでしょう。特に、社会人の場合、現職で資格の必要性を感じている人や、キャリアアップのために資格取得を目指す人が少なくないからです。
目指す資格によっては、国家試験などで取得できるものもあります。しかし、合格へのハードルが高い場合は、通信制大学へ入ったほうが早いかもしれません。大学進学の目的は資格取得がすべてではないとはいえ、欲しい資格があると学びのモチベーションアップにもつながります。
具体的な目標があるので続けやすくなる
通信制大学に学ぶメリットとして、働きながら卒業を目指せる点も見逃せません。通信制大学への入学は比較的簡単ですが、卒業にこぎつけるためには数々のハードルを越えなければならないからです。ふだんは学校から配布される教材で学び、レポートの提出、単位認定試験の受験という流れになるからです。ただし、試験のためには学校(あるいは受験会場)まで行く必要があります。単位習得に欠かせないスクーリングも同様です。これらをオンラインで完結できる通信制大学が増えたとはいえ、すべての学校が対象ではないのです。
単位習得試験の受験がスムーズにいかない、スクーリングの参加が難しい背景には、仕事が休めない、家族の介護で大変などの理由が考えられます。その結果、卒業を待たずに挫折してしまうかもしれません。しかし、資格取得という具体的な目標があるので続けやすくなるのです。
小学校教員免許を通信制大学で取得する場合、教職課程がある通信制大学に入学または編入する方法があります。教育実習等を受ける関係で、最低でも2年通う必要はあるものの、低コストで教員免許を取得できます。